Ping-pong Block Project reimagines table tennis offcuts not as waste, but as a new material called Ping-pong Block, exploring its untapped potential. Table tennis rackets are made by laminating multiple layers of wood, generating large quantities of unique offcuts during production. Rather than treating these pieces as waste, we see them as an unexplored material. Through children's observations and conversations, the project transforms these offcuts into experiences that foster connections between people.
「Ping-pong Block Project」は、卓球ラケットの製造過程で生まれる余材(端材)を、「廃材」ではなく、新しい素材「Ping-pong Block」として捉え直し、その可能性を探るプロジェクトです。卓球ラケットは複数の木材を貼り合わせて作られるため、加工の過程で一つとして同じ形のない端材が大量に生まれます。私たちは、この端材を「未知の素材」として捉え直し、子どもたちの観察や対話を出発点に、新たな価値や体験を生み出すことを目指しました。
体験や会話を生むプロダクト
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プロジェクトからは、2つのプロダクトが生まれました。ひとつは、端材をパズルのように組み合わせて構成した卓球テーブルです。端材が持つ歪みや凹凸といった不完全さをそのまま活かすことで、ボールは予測できない方向へ跳ね返ります。その偶発性が笑いや会話を生み出し、勝敗を競うためではなく、人と人との対話を楽しむための卓球テーブルとなっています。もうひとつは、街のような風景を自由につくり出せるジオラマです。子どもたちが端材から見出した世界観をもとに、誰もが手を動かしながら風景をつくり、共有できるプロダクトです。そこから自然と対話や遊びが生まれ、新たな発想へとつながっていきます。どちらのプロダクトも、モノそのものではなく、それを介して生まれる体験や会話をデザインしています。
デザインプロセス
プロジェクトで生まれた体験は、子どもたち一人ひとりの発見から始まっています。素材を観察し、対話し、身体を使って探究することを促し、その中で「パズルのように組み合わせる」「ドミノのように倒す」「街のような風景をつくる」など、200を超えるアイデアが生まれました。その発見を出発点に、頭と手で同時に模索しながら、最終的な体験へと発展させました。
体験を通して共感を生む
完成したプロダクトは6つのイベントで展示され、延べ1,000人以上が体験しました。世代を問わず多くの人が集い、自然な対話や協働が生まれ、さまざまなメディアにも取り上げられました。このプロジェクトは、「廃材=不要なもの」という固定観念を問い直し、素材の背景や新たな価値を社会と共有する機会となりました。
project info : 
creative direction : Yosuke Nakazato
designer : Koji Nakae
production: Kaiki Shingu
collaboration partner : NITOBE BUNKA GAKUEN
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